高次脳機能障害の方の転職活動では、「どのような障害なのか」と「どのような配慮が必要か」を具体的に伝えることがポイントです。
企業は「どのような仕事を任せられるか」の判断がしやすくなるため、選考通過率が高くなります。
このページでは、ポイントを押さえたWEB履歴書「障害情報」の書き方をご紹介します。
ご自身の障害と、手帳の取得状況を選択しましょう。
次の入力サンプルをコピー&ペーストし、ご自身の文章に変えて使いましょう。
※任意項目ですが、記載をおすすめします。
【原因】
<転倒により頭部を強打したこと・脳出血・その他原因を記載>が原因です。
【詳細】
<左側の半側空間無視(左側のものを見落としやすくなる症状)・注意力の低下・記憶力の低下・その他症状を記載>が見られます。
障害上必要な配慮事項のみ選択するようにしましょう。
※配慮までは不要だが、何か希望がある場合は、該当項目を「不要」にチェックした上で、希望する理由とともに自由記述欄に記載しましょう。
次の入力サンプルをコピー&ペーストし、ご自身の文章に変えて使いましょう。
〇〇〇する際は、〇〇〇するようにしています。
そのため、配慮として〇〇〇を希望します。
業務に取り組む際は、抜け漏れがないよう自身でメモをとるようにしています。
そのため、配慮として確認が多くなる場合があることを上司に認識いただくことを希望します。
新しい業務に取り組む際は、業務を覚えることに時間がかかるためメモをとるようにしています。
配慮として新しい業務を覚えるにあたり他の人より時間がかかることを上司に知っていただくことを希望します。
指示を受ける際は、上司に優先順位を確認するようにしています。
そのため、配慮として指示の際は納期や重要度を具体的に示していただくことを希望します。
空間無視について業務上支障が発生しそうな場合、都度相談するようにしています。
過去、左側からのお声掛けに気づけないケースがありましたので、
配慮として右側からのお声がけを意識いただけますと幸いです。
業務に取り組む際は、自身でダブルチェックを行います。
配慮として第三者の方にも確認をいただけますと幸いです。
配慮が必要にも関わらず、「配慮不要」と伝えるのは逆効果です。
障害者雇用なので、企業は「配慮は必要なもの」という認識をしています。
「配慮不要」と書かれていると、企業は「嘘をついているのでは?」「自分の障害をきちんと理解できていないのでは?」と考え、書類選考で落とされる可能性が高くなります。
そのため、障害者雇用では、必要な配慮について明確に伝えることが重要なのです。
それでも配慮な不要だという場合は、「業務上の配慮はいらないのですが」と枕詞をつけた上で、あったらうれしい配慮を伝えるといいかと思います。
・業務上の配慮はいらないのですが、残業は〇時間以内にしていただけるとうれしいです。
・業務上の配慮はいらないのですが、念のため通院・服薬していることを知っていただけるとうれしいです。
いかがでしたでしょうか。
書類選考の通過率UPのためにも、ぜひWEB履歴書「障害情報」をアップデートしてみてください。
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