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【受け入れ準備】障害のある社員の受け入れ時におさえてほしい4つのポイントを解説します

障害者雇用の経験が少ない企業にとって、受け入れ時は特に緊張する場面かと思います。
今回は、障害のある社員の受け入れにあたって、おさえてほしい4つのポイントを解説します。入社前・入社直後のチェックリストも紹介しますので参考になさってください。

Topics: 障害者雇用, 受け入れ準備

障害のある社員の受け入れ時におさえてほしい4つのポイント

ポイント1「障害者」ではなく一人の人として接しましょう

「その人がどんな人か」について、知ろうという姿勢を持つことが大切です。また、配慮しようとし過ぎて、ご本人が望んでいない配慮をしたり、腫物扱いをしてしまったりすると、よりよい関係を築くことが難しくなります。障害者という以前に、一人の社員として接することが重要です。

ポイント2 障害の有無に関わらず理想の職場の状況は同じです

  • 職場が、本人の悩みに気づけている状態
  • 本人が、チームの一員だと感じられている状態
  • 職場と本人が、課題、良い点、困りごと等について、共通認識を持てている状態

 

これらの状態がつくれているかを意識しましょう。


とは言え、障害特性上、注意や配慮が必要な点もありますので、健康に配慮しつつ、ご本人の能力を発揮してもらうために職場で気を付けた方が良い点を以下に記載します。

ポイント3 障害の内容や特性、必要な配慮を確認しましょう

障害の特性や必要な配慮は、一人ひとり異なります。

下記の点を中心に改めて確認を行いましょう。


  • 障害の特性
  • 現在の症状
  • 必要な配慮
  • 障害の公開範囲

    特に、精神障害のある方は障害の内容がわかりにくい傾向があります。
    そのため、周囲の理解や配慮が得られにくく、就業に困難を抱えることも多いです。
    事前のコミュニケーションを十分に行いながら、相互理解を進めていきましょう。

ポイント4 不安を察知するコミュニケーションを!

  • 健常者でも不安になりそうなことがあれば、伝えておく
  • 問題なさそうに見えても、不安に思っていることがないか聞く

 

受け入れ時のつまづきを防ぐためには、不安を早期に察知出来るコミュニケーションや、関係づくりが重要です。日々の声掛けや定期面談を通して、コミュニケーションをとっていただければと思います。

 

最後に

上記のポイントを実施するためには、マネジメント担当者だけでなくチームでサポートする意識や体制を整えることも大切です。障害者雇用の場合、直属の上司など特定の社員のみが、障害のある社員のマネジメントを行うケースが非常に多いです。この状況は、担当者への負荷の集中、障害のある社員の相談先の不足、チームへの所属感の感じづらさを生み出すこともあります。障害者社員の受け入れにあたっては、マネジメント担当者だけでなく、周囲からも声掛けを行ったり、メンター制度を取り入れて相談先を増やす等、チームでサポートする体制づくりを推進している職場の事例もあります。状況に応じて社内でご検討されることを推奨いたします。

入社前・入社直後チェックリスト

入社前・入社直後に障害のある社員や受け入れ部署と準備&確認すべき項目をまとめています。
ぜひご活用ください。

 

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