1.はじめに

atGPジョブトレIT・Webは、2024年6月からカリキュラムがリニューアルしました。

リニューアルによって、より「働き続ける力」が身につくatGPジョブトレIT・Web独自の設計が導入されました。この記事の筆者も利用者として、変更したカリキュラムに取り組んでいるところです。

今回、カリキュラム変更に携わった、atGPジョブトレIT・Webの職員に、直接お話をうかがいました。

 

2.atGPジョブトレIT・Webについて

・atGPジョブトレIT・Webとは

IT・Web制作スキルと「安定して長く働き続ける」スキルを、バランス良く身につけることができる就労移行支援サービスです。

atGPジョブトレIT・Webはデジタルハリウッドと提携しており、デジタルハリウッドオンラインスクールで使用されているeラーニングを導入しています。学習面のサポートは現役で活躍しているWeb デザイナー、IT エンジニアの講師が在籍しているため、未経験でも実践的なスキルを身につけられます。

スキルだけではなく、障害理解と対処スキルの習得も目指せます。就労後を見据えて、挑戦によっての失敗や成功を体験し、自己理解が深まる仕組みが取り入れられています。

そして最大の魅力は、企業との強い繋がりです。たとえばクリエイターズスクランブルという、企業と利用者のマッチングの場が定期的に設けられています。

人材紹介サービス「atGPエージェント」が存在することも、他にはない強みです。こちらはatGPジョブトレIT・Webの運営母体である株式会社ゼネラルパートナーズが提供する障害者専門の転職支援・人材紹介サービスです。一般には流通していない非公開求人も多数抱えています。

また、atGPジョブトレIT・Webの就職担当職員にも、企業と強い繋がりがあります。そのため、利用者ひとりひとりに寄り添った求人の相談にのってもらえます。

その結果、3人に2人が未経験からIT・Web職で就職※と、豊富な実績があります。

※2023年5月~2024年4月の実績より

 

・デジタルハリウッドとは

1994年10月、会社設立と同時に日本初の実践的産学協同のクリエイター養成スクールを開校。

設立以来、デジタルハリウッド全体で9万人以上の卒業生を輩出しています。

また、デジタルハリウッド大学開学時より導入している、動画教材と対面授業を組み合わせた「ブレンディッド・ラーニング」のノウハウを活かして、大学・専門学校の教育機関をはじめ塾・障害者支援サービス企業・教育サービス企業向けに、オンライン授業の導入及び活用支援サービス「デジタルハリウッドアカデミー」を国内外に展開しています。

 

 

3.カリキュラムの特徴

さて、詳しいカリキュラムの内容は、基礎編からはじまります。初心者にも非常にわかりやすく、課題ごとに目的と目標が設定されています。スキルだけでなく、講師とのコミュニケーションの取り方やフィードバックの受け方など、より実践に近い仕組みになっています。 

  

 

 

 

 

 

カリキュラム例

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.利用者のメリット

①生産性の高いスキルが身につく

時間をかければそれだけ素敵な作品はできますが、良いものを作ろうとすることで、時間がかかりすぎてしまうこともあります。

しかし仕事として考えたときに、限られた時間の中でお客様が求めるものを作成し、最大限のパフォーマンスを発揮していかなければなりません。

今回のリニューアルでは、課題ごとに実際の職場を想定した期間が設定されているので、現場に近い感覚を知ることが可能です。

 

②自分の課題が明確になり、自己理解が深まる

ジョブトレIT・Webで提供される課題では、講師への報告、連絡、相談が必要となります。しかし発達障害の方は特性上、職場での報連相が苦手な方も多いとされています。

最初から完璧に、というのは誰しも難しいものです。カリキュラムの中で、期間内に終わらないことも出てくるかもしれません。そういった経験を通して、自分自身の課題に気付くことができます。自己対処や自己理解を深めるうえでも、自身の課題を知ることは重要です。

自分の就労する上での課題については、担当の職員と振り返りをするため、自己理解が深まります。同時に、就労を想定した自己対処法を身につけ、必要な合理的配慮をまとめることができます。

 

③Webデザイナーに必要なスキルが身につく

デジタルハリウッドの動画教材では、Web制作に必要なツール(illustrator、Photoshopなど)を必ず操作することになります。課題ごとに作品を作ることになるため、カリキュラムを進めるほどWebデザイナーに必要なテクニカルスキルが身につきます。

また、Adobeソフト以外のツールを使用している企業での就業も想定し、Adobe以外のツールも導入されました。実は企業では、デザインに使用できるFigmaや、コーディングに必要なVisual Studio Codeといったツールが使われている場合もあるようです。一般的なイベントページなどは、無料ツールでも作成が可能です。

企業のスタンダードに合わせ、より企業で役に立つ実践的なテクニカルスキルの取得を目指せます。

 

 

 

 

5.成功事例

①つまずきにくいカリキュラム設計

リニューアルしたカリキュラムで学んでいる利用者の多くが、順調に課題に取り組めています。新しいカリキュラムにはチュートリアルがあり、それに沿ってどんどん覚えていく形になります。「動画を見てみましょう」、「講師に挨拶をしてみましょう」、など、一つ一つのステップが易しく、着実に身につきます。未経験の方でも安心して取り組むことができ、つまずきにくい設計になっているのです。

 

②アウトプットができるようになった

デザインを行う上で、どういった理由や根拠があってデザインしたのか、という言語化は欠かせません。また、デザイナーでなくても、自分の考えを言葉にすることや、文字に起こし伝える力は必要です。

カリキュラムの中には、企業のバナーを見た感想を言語化しよう、というものがあります。またカリキュラムが進んでいく中で、自分が作成したデザインの言語化などが求められる場面も出てきます。利用者の中には「こんなこともやるのか」、という驚きの声もあったそうですが、言語化する練習を経ているため、複雑な課題であってもしっかりとアウトプットができるようになっていきます。

 

 

6.検討している方にメッセージ

三田さん

Webデザインがメインに掲げられていますが、一番は自分の「やりたいこと」や「ゆずれないこと」を考えてほしいと思っています。自分自身の経験や周囲の言葉から、将来に対しての視野が狭くなっていることもあります。ゆずれないところを曲げてまで、「こうじゃなきゃいけない!」ということはありません!もちろん、自分のやりたいことがわからない人でも歓迎です。IT・Web特化型で、尖っているように見えるかもしれません。ですが、実際はそうでもないです。迷っている方でも、ぜひ一度体験にいらっしゃってください。

 

篠田さん

いろいろな特性をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、まずは、やってみることで向き不向きが分かります。何事も挑戦してみることからはじまります。

安定就労が叶わなかった方の多くは、職場環境が合わないといった他に、業務内容の不一致があります。自分に合うかどうか、何をやりたいのかなど、迷っている方は体験にお越しください。一度やってみて、必ず見えてくるものがあります。

 

 

7.まとめ

今回の動画教材のリニューアルと同時に、atGPジョブトレIT・Web全体のカリキュラムもより現場を意識した、独自の設計へと変更されました。変更にあたって、更に詳細なステップを踏んでスキルアップを目指せる環境が整い、着々と成果が出ているようです。

リニューアルの詳細についてお話をおうかがいしたとき、利用者の私も現在リニューアルした新カリキュラムに取り組んでいます。

旧カリキュラムも、Webデザインのスキルを身につける上では十分なものでした。

しかし私はデザインの言語化が苦手という課題が、ずっと尾を引いていました。ですが、今回のリニューアルを受けて、自分のデザインについて、アドバイスが欲しい部分を言語化する機会が途端に増えたのです。徐々に「わかりやすい言い方になってきたね」と講師や職員からのお言葉をいただきました。技術だけでなく、着実に働く上で必要なアウトプットする力が身についているように感じます!

未経験からWebデザイナーを目指したい、IT・Web業界に興味がある、そんな人はもちろん、これを読んで何を目指そうか迷っている人も、ぜひ一度体験会にお越しください!事業所でお待ちしています!

 

atGPジョブトレIT・Webでは無料で見学や体験を受け付けております。

お気軽にお問い合わせください。

 

                        

                            

 

 

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