障害者雇用において、定着や双方が満足いく就業を叶えるためには、企業と障害のある社員がコミュニケーションを取り合い、障害特性、必要な配慮、その他の状況を十分に共有し、就業への不安や課題が発生した場合は早期に対応することが大切です。しかしながら、障害のある社員の中には、自発的にコミュニケーションをとったり、相談することが苦手な方もいるため、定期面談といったコミュニケーションや相談の仕組みを整えておくことが重要です。そのため今回は定期面談の方法とそのポイントを解説します。
Topics: 障害者雇用, 面談, 入社後コミュニケーション
人事担当者または上司等、障害のある社員が安心して話せる方がご担当ください。
1回30分程度が一般的です。(15分~1時間程度、無理のない範囲で設定しましょう。)
月1回程度が一般的です。
他にも、双方の理解や関係づくりのため、入社1ヶ月は週に1回30分程度、2ヶ月~3ヶ月は2週に1回30分程度、4ヶ月以降は月に1回30分程度等、段階ごとに調整する方法があります。
面談の中で、下記の項目について、話題にできると双方の状況や考えが理解しやすくなります。
本シートは面談実施にあたる、事前に障害のある社員の、状況、課題、相談が必要な点の確認や整理ができることを主な目的として作成しています。内容を確認し、相談希望事項や、企業と障害のある社員の認識のズレ、前回からの変化等があれば、ぜひ面談の中で、コミュニケーションを実施しましょう。
※シートでは障害のある社員を面談を受ける方と表記しています。
障害者雇用では、お互いについて十分に理解し、課題が発生した際は速やかに対応できる関係づくりが重要です。そのためには、こまめなコミュニケーションが必要であり、定期面談はその有効な方法や仕組みの一つだと思いますので、ぜひ、取り入れていただけますと幸いです。