【通所期間】

2021年11月～2022年4月末

【通所決定までの経緯】

大学卒業後、新卒で入社した会社で、過呼吸や朝起き上がれないなどといった症状が頻発し、適応障害と診断されました。半年間ほど療養した後、通院と服薬を独断で中断。その後症状をクローズで再就職しますが、抑うつ症状が再発し、再通院したところで、双極性障害と診断を受けました。しかし自分自身が障害に向き合わず、躁状態や抑うつ症状、混合状態を繰り返しながら転職を繰り返しました。

2021年の４月頃に抑うつ症状が酷くなり、同時に過敏性腸症候群と診断され、「自分の障害は気持ちでなんとかなるものではないんだ」と認識を改めることができ、治療に専念することを決意いたしました。

同年8月に職場を退職し、まずはクローズでの就活を進めました。しかし、あまり順調に進まず、焦りを覚えていたところ、過去に登録していたatGPのWebサイトが目に留まりました。そこで、過去に医師から勧められた就労移行支援事業所がatGPにはあるということを知り、見学してみようと思いました。

【atGPジョブトレ横浜に決めた理由】

過去にいくつかの事業所を見学した時は、全体的にどこも暗い雰囲気で、通所者同士の交流は少なく、PCに向かっている時間ばかり、という印象でした。しかしながら、atGPジョブトレ横浜は職員の方々のフォローや声掛けも手厚く、通所者同士の交流も非常に多かったのです。そして体験通所を通じ、同じ症状を抱えた通所者さんとの交流を持つことができ、自分の障害対処について学ぶところも多く、非常に有意義な時間が過ごせたため、今後も通所していきたいと感じるようになりました。

また、atGPのエージェントと提携しているため、求人紹介もしていただけるということも魅力に感じました。実際私の就職先はatGPの求人に登録されていた企業様で、面接前には会社全体の障害者雇用率や過去に就職された方の定着率などの情報共有があり、安心して面接に取り組むことができました。また内定承諾に迷った際にも、参考になるアドバイスをいただけたので、非常に心強かったです。

【就職活動と安定通所について】

最初は2022年の6月～8月頃の就職を目指していました。自分の一番の課題である「安定通所」を達成するためには、一年近くかけてゆっくり改善していくことが大切だと思ったからです。また、安定通所ができなければ、安定した就労が望めないということは最初から感じていたのです。

しかしながら、私生活で精神的に負担になるような出来事が続き、入所からなかなか安定通所ができないでいました。また、様々な事情が絡み合い、就職時期を早めなければならなくなったため、体調を整えることと就職活動を同時並行で進めなければなりませんでした。

履歴書や職務経歴書の作成については、もともとクローズで就職活動をしていたこともあり、大枠が出来上がっていました。それを基に、障害特性や障害配慮について追記していくという作業を行いました。atGPジョブトレ横浜では、「就活研修」「セルフマネジメント研修」など、履歴書の書き方や障害特性を把握する活動が設けられているため、実際に履歴書を記入する際に、非常に参考になりました。完成した書類は、職員さんに添削していただけるのもありがたかったです。

幸い、就職活動を始めて１カ月ほど経った2022年の2月末に内定をいただくことができました。そこで心の余裕が生まれ、職員の方と話し合い、就職までの2ヶ月間は、安定通所を目標に取り組んでいこうということになりました。

「50％の力で活動する」ことを目標に掲げ、2022年3月から4月末まで安定した通所を心掛けました。また、通勤訓練などもすることで、就職への準備をしていきました。

この目標は就職までの期間に限らず、就職後も自分にとって大切になってくるものだと実感しています。頑張りすぎず、良い意味でマイペースに活動することが、安定就労に繋がっていくのだと考えています。

【最後に…】

就職活動は考えているよりも精神的負担を感じることが多いものです。そういった中で、まずは体調の安定が一番大切だと感じました。皆さん就職に対して焦る気持ちがあるかもしれませんが、通所することで、ご自身の障害や症状理解を進め、他の通所者さんとの交流を通して、自分の苦手や症状に対する、色々な対策方法を探ってみてください。atGPジョブトレ横浜には、それができる良い機会が豊富にあります。ぜひ安定通所を目標に活動に取り組んでみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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