私は、atGPジョブトレ大手町に通所するまで、過去に2社の勤務経験がありました。
1社目の勤務の時に東日本大震災が発生し、そのPTSDが原因で手足の震えや、不眠の症状が現れ、当時勤務していた会社の近くの心療内科にて鬱病の診断が下りました。
しかし、中々症状が改善されず、違う症状を疑った両親の勧めで現在の通院先にて発達障害(ASD)の症状が判明いたしました。
役所との話し合いを実施し、中々気が進まない中、合同面接会を受けるも上手くいかず、何度かの話し合いで、atGPジョブトレ大手町への通所へ至りました。
通所開始当時は、周りと上手くいくか不安でしょうがなく、また体力に問題があり、週4日の10時~15時スタートでした。
当時は、PCのスキルがあまりなく、どのようにコミュニケーションを取っていいか全くわからない状態でした。そんな中職員の方々の声等でなんとか通所への不安を取り除き、周りの利用者の方々との関わり方を良くして行きました。
そして、通所開始2カ月後から10時~16時の利用時間になりました。
通所開始4カ月目に入り、そろそろ週5の通所に入ろうと思っていた時に、atGPジョブトレ大手町で突然酷い耳鳴りと眩暈に襲われ、自宅近所の耳鼻咽喉科へ行き、蝸牛型メニエール病との診断を受けました。治るまで時間を3カ月ほど費やし、お茶の水の病院でMRIを取るなど大変な治療でした。
この時期に、atGPジョブトレ大手町の職員の方々に耳の調子のことを話したことで、体調の安定が大きな課題であるということが分かりました。
そして、この時期に始まった「自己探究研修」を受けるため、やや困難でしたが、週5での通所に入りました。当初、この「自己探究研修」を受けるのはあまりいい感じではなく、また耳の不調もまだ復調していなかったので、この時期はいい状態ではありませんでした。
ようやく、蝸牛型メニエール病が治まり、身体が良い状態へとなった時、グループワークに取り組もうという話しになり、初めてリーダー役というものに挑戦いたしました。
耳の状態のことを考えると、結構無謀なことでありましたが、ただ受身の体制にいるのでは、何も変わらないだろうということで、挑戦いたしました。
結果としては、それなりなものが出来、良かったと思いました。その後、周りの利用者の方々と上手く行ったことで、就活研修やビジネス研修、先述した自己探究研修等を受けることがあまり苦にはならなくなりました。
また、PCスキルも周りの利用者の方々の教えやテキストを読むことでそれなりに出来るようになりました。
しかしながら、人混みや大きな雑音が苦手であり、そして障害特性への理解も進まず、本格的な就活には入ることが出来ませんでした。
私はatGPジョブトレ大手町に通い出した当初、就活に対しても受身姿勢でした。そのため、どこの企業に行くかは、ほとんど考えていませんでした。ただ単に、人混みと雑音さえなければいいとしか考えていませんでした。
そのため、最初の企業訪問は周りの利用者が行っているからとりあえず行ってみようかぐらいにしか考えていませんでした。当時、そういうこともあってか、この企業に行こうというより、外の空気を吸って息抜きをしようという感じでの就活でした。
多くの企業を訪問し、またatGPジョブトレ大手町での事業所見学会にて訪問される企業の方々を見て、選り取り見取りだったにも関わらず、本格的に就活とまでは行きませんでした。
2019年に入り、そろそろ、就活に入りたいとatGPジョブトレ大手町の職員の方に尋ねたところ、一度atGPジョブトレ秋葉原第2にて、環境を変えての実習を受けてみたらという話しになりました。当初は、あまり乗り気ではありませんでしたが、受けることになりました。
環境を変えてみたことで、大きな力になりました。自分自身が今まで、大手町の環境に甘えていたことと、事務で必要とされる力がまだ足りていなかったことが分かりました。
結果、atGPジョブトレ秋葉原第2には2週間実習を受けさせていただきましたが、就職したら必要となる部分が何かを知るいい機会でした。その後、atGPジョブトレ秋葉原第2にて実施されている事務実習には、3カ月以上にわたり時々お世話になる形を取りました。
atGPジョブトレ大手町に戻り、企業実習を受けたいという話しを職員の方に相談し、一社実習を受けさせていただきました。
その企業では、実習内容としては軽い内容ではありましたが、データ照合で正答率は高いものの普通の人がやる量の倍のスピードでやってしまい、飛ばしすぎてヘトヘトになり、その時の口調が荒っぽくなる悪い癖が出るなど、過集中な部分が出てしまいました。
また、そのヘトヘトな部分が影響して軽作業に時間が掛かりすぎて周りの方々より処理するスピードが結局遅くなるという、バランスの悪い部分が出るなど、就労するときに悪影響を及ぼす部分が分かりました。
書類作成は、過去にあったものを参照にしたことと、職員の方々のアドバイス・添削を含めて、タイミング良く出来ました。しかし、面接対策では自分の姿をいい形にするという作業が中々出来ず、そこで躓いていたところがありました。
就活研修・自己探究研修・ビジネス研修を受け続けるに従って、どのように面接に取り組んだらよいかをしっかり学ぶことが出来ました。
また、企業面接の時には、atGPジョブトレ大手町の職員の方々の指摘・アドバイス、良い所・悪い所のフィールドバック等があり、そのことが、非常に大きな成果に繋がりました。
そして、2年という長い通所期間でありましたが、ようやく新たな道にたどり着くことができました。
atGPジョブトレ大手町・秋葉原第2の多くの利用者・職員の方々と、2年の通所期間の間、様々な関わり合いがありました。得意でなかった人間関係の構築や、PCのこと、さらには報連相といったコミュニケーションのことと多くの学びがありました。
体調を崩しやすく、2年間通所させていただくことになりましたが、この場で得たことは、非常に多かったです。就職が決まらないことへの焦りは若干ありましたが、多くの方々のサポート体制があってこそ、この結果に繋がったと思います。
これからは、今まで上手く行かなかった部分がどこにあるのかをしっかりと受け留めて行きたいと思います。
ちょうど2年間、本当にお世話になりました。多くの職員の方々のサポート体制が無かったら、このような新しい道に繋がることは無かったでしょう。
「場」に適応する不安がある中で、atGPジョブトレの職員の方々は最後までサポートしてくれました。この2年間を大切にし、これからは体調を万全にして、新たな場でしっかりとやっていく所存であります。
そして、利用者の方々へ。
様々な利用者がこの場には居ました。この場を借りて御礼申し上げます。
これから利用する方々もいらっしゃると思いますので、この場でメッセージを添えます。
就活で焦ることは、失敗を招くことです。ですから、焦ることをしては絶対いけません。
通所の安定と体調の問題をどうやってクリアするか。そのためにも、このatGPジョブトレ大手町の職員の方々への信頼関係を築くことが大事です。
障害特性を理解する。
多くの職員の方々の、アドバイスやカウンセリングを通して、自分の障害特性を理解し把握すること、これは非常にきつい作業です。
ではありますが、障害者枠での就労となると、このきつい作業がいかに重要か、この部分がこれからの新たな道に繋がると思います。特に自己探究研修や業務報告書を見直すことで、この作業は大きな足掛かりになると思います。
そして最後に、利用者同士で仲良くコミュニケーションをしっかり取ることです。特に、土曜開所のOBOG会では役に立つ情報を得ることが出来、様々なことを知ることが出来ました。
これらを有効活用し、計画を立てて行けば、新たな道に進めると思います。
最後に、非常に長文になり、読みづらくなったことをお詫びいたします。
ではありますが、皆様のこれからをお祈りして、このブログを締めさせていただきます。
2年間お世話になり本当にありがとうございました。皆様のご健闘をお祈りしています。
私生活でもアクティブなロッドデビットさん(仮名)。人生を思いっきり楽しんでくださいね!
atGPジョブトレ 公式HP :https://www.atgp.jp/training/
お問い合わせ・見学・相談:https://www.atgp.jp/training/inquiry
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