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atGPジョブトレとは私にとって「失敗してもいい模擬職場」
「自分の人生を俯瞰する、踊り場」であると考える。
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私は昨年、会社を退職した。
理由は、「あまりに仕事ができなくて、
サラリーマンとして限界を感じてしまったから」である。
前職では不注意によるケアレスミスがとにかく多く、
新入社員でもあるまいし、書類の日付や文章の「てにおは」や
数字の桁について、ほぼ毎日上長から注意を受けていた。
気付けば5年目。
個人情報が入ったファイルを
本来送るべきでない人に送ってしまった。
このままでは会社に大きな損害を与えかねない人材になる。
居づらさ、気まずさを感じて自ら会社から身を引いた。
ADHDという診断を受けたのは退職後。
「ああやっぱり」という安堵感はすぐに消え、
自分が「障害者」になったことへの違和感や鬱々とした気持ちと日々葛藤していた。
そんな中、これは障害の衝動性からくるものであろうか、
「なんとかせねば」という強い気持ちから、
インターネットで「発達障がい 就職」と検索し、
気付けば、後に約4ヶ月お世話になる
発達障がい専門の就労移行支援事業所atGPジョブトレへ見学に来ていた。
とにかく前職で感じた働きづらさの正体を知り、
それをよりクリアにしたかったのだ。
通所を開始してからは何もかも、
腰を落ち着けて、じっくりと取り組むことができた。
得意分野・不得意分野を理解するためのプログラム(メモ研修、職業トレーニング、
論理脳トレーニング等)や自分に向き合うプログラム(プログラム振返り、
ストレスマネジメント研修、定期カウンセリング等)が用意されており、
また、職活動への支援も手厚かった。
全てのトレーニング・プログラムに自分なりの意味を見出し、
積極的に上司役の職員とコミュニケーションを図った。
一例を出すと、例えば、個人ワークでの職業トレーニング。
発達障がいの一般的な特性で苦手分野とされる
「あいまいな指示を理解する」「仕事の段取りを組む」
「期日までに完成物を作り上げること」に注力し、
きちんと上司へ報告・連絡・相談をしなければ、完遂しないプログラム内容となっている。
上司役の職員はあえて抽象的な指示を出し、細かくは指示しない。
どうすれば期限内に仕事の完成物を納品できるか、
とにかく自分で考えさせ、定期的な報告や相談をするよう促す。
このプログラムは私にとって毎日が収穫であった。
なぜミスをするのか
なぜ指示を聞き漏らすのか
なぜ指示を忘れてしまうのか
徹底的に分析し、どうすれば前職で感じた働きづらさを
減らすことができるか、
様々な方法でトライアルアンドエラーを繰り返し、
自己対処の術を体得していった。
まさにatGPジョブトレは「失敗してもいい模擬職場」であった。
今回、離職期間を通じて
上述のような気付きや自己退所の術を得られたこと、
また就職に至ったことは兎にも角にも
atGPジョブトレの職員の方々のおかげであり、
利用者である私に「一人の人間として、
対等な立場で対話をしてくださった」結果であると認識している。
今後も引き続き定着支援でお力を借りながら、
前職で感じた働きづらさを少しでも減らし、
安定就労を目指していきたい。
atGPジョブトレ 公式HP :https://www.atgp.jp/training/
お問い合わせ・見学・相談:https://www.atgp.jp/training/inquiry
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