コミュニケーション、スケジュール管理など、発達障害の学生は就職活動で様々な困難が予想されます。
また、多くの学生は障害者雇用に関する情報も少なく、就職活動の方法もわかりません。
大学や専門学校はそのような学生をどのようにサポートすればよいのか模索されているのではないでしょうか。
atGPジョブトレ「発達障害コース」では、大学、短大、専門学校のキャリア担当の方向けに、発達障害の学生の就職活動のポイントやサポート方法を考えるセミナーを開催。
約30名の大学・短大・専門学校のキャリア担当の方にご参加いただきました。
セミナーは大学在学中からatGPジョブトレ発達障害コースを利用し、現在は大手金融機関で正社員として活躍されているAさんの体験談を中心に進行しました。
Aさんは大学でITを専攻、何時間も休憩を取らずに研究課題に没頭してしまうことからご自身の就職に不安を感じられたとおっしゃいます。
「このままでは就労しても過集中で体調を崩してしまい、安定して働くことができないのではないか…」
体調も安定せず、たびたび利用していた大学の保健室のカウンセラーの方に相談したところ、就労移行支援というサービスに相談してはどうかと勧められたそうです。
障害者の就職情報が少なく、自分一人で就職活動をすることに不安を感じたAさんは、大学在学中から就労移行支援に通い就職活動することを決断し、自分に合いそうな就労移行支援事業所を探します。
「利用前から丁寧なサポート、そしてグループワークが多く、実際の職場に近い環境で研修をしているatGPジョブトレが一番自分に合っていると思った」とのことでatGPジョブトレの通所を決めました。
就労移行支援サービスを利用するにはお住まいの自治体に申請をしなくてはなりません。
申請手続きの際には「なぜ就労移行支援に通いたいのか」、「通って何を実現させたいのか」など、ご本人へのヒアリングがあります。
atGPジョブトレでは、利用される方、特に学生は手続きを不安に思う方が多いため、手続き資料の作成補助や自治体との面談同席など必要なサポートは利用前から職員が丁寧に行います。
Aさんは「ここなら丁寧にサポートしてもらえるのではないか」と安心感を持ったとお話しされます。
オンラインセミナーの様子
atGPジョブトレの職員と就労移行支援利用の計画を立てて通所を始めたAさん。
学業との両立を基本に、体調が安定しないことも考慮に入れ、相談しながら丁寧に計画しました。
「自分のことを隠さずにのびのびと働きたい」。
そのような思いからAさんは障害者雇用での就労を決めていました。
atGPジョブトレで役に立ったことはグループワーク、自己分析研修、そして就職活動のサポートだとおっしゃいます。
atGPジョブトレでの体験を
詳しくお話しくださいました
「個人で行う研修はスケジュールを考えながら行う計画性のトレーニング、グループで行う研修は意見のすり合わせや進捗管理など、模擬職場スタイルの実践的なカリキュラムで、atGPジョブトレの研修で得たことは現在の職場でも生かされている」とお話しされます。
研修では自分の強みやストレスを感じるところをトライ&エラーでき、自分一人ではなく職員と一緒に振り返ることで自分を客観視でき、またストレス要因への対処法も見つけることができたそうです。
Aさんは就職活動のポイントは「自分のことを理解すること」だと断言されます。
スキルや経験は入社後に身に付けることもできますが、体調管理や得意不得意、配慮事項などの自分を理解をすることは就職準備のための土台となります。
atGPジョブトレでは定期的に企業向けに事業所見学会を開催したり、企業実習への参加を促すなど、就職前からその企業を知ったうえで入社を決めることが可能です。
結果としてAさんは事業所見学会で接点のあった企業に入社されることになりました。
「障害者雇用をオープン就労とも言いますが、困ったことがあった時に隠さなくてもよい安心感があり、のびのびと働くことができています」。
契約社員で入社されたAさんはご自身の障害を開示され、企業に配慮いただくことによってご自身の強みを遺憾なく発揮、現在は正社員に登用、ご活躍されています。
atGPジョブトレでは自己理解をもとに、エントリー時に企業に配慮いただきたいことをまとめて提出する資料の作成もサポートしています。
Aさんは抽象的な表現を理解することが苦手なため、指示は具体例を入れて説明いただきたいこと、過集中になりやすいために1時間に1回休憩したいこと等、入社するときに企業に配慮いただきたい事柄やその対処法を伝えました。
これはatGPジョブトレの研修で、Aさんがトライ&エラーしながら自分を理解し、まとめていったものとなります。
そして、atGPジョブトレでは入社後最大3年半の定着支援を行っています。
定着支援では月1回面談を行い、キャリアに関する考えや困りごとなどをお伺いする機会を設けています。
Aさんはその面談が自分の1か月の振り返りや気分転換とともに、さらなる自己分析と成長につながっているそうです。
「発達障害の人も、診断されていないけれど困っている人も自分から困っていることを言語化して発信するのは難しい。学校が障害者雇用などの情報を発信していただけるとありがたい」。
安定して働くためには、自分のことを理解して自分に合った企業に就職すること、一人で解決せずにキャリアセンターや学内カウンセラーに相談すること、とお話しされます。
Aさんは大学で保健室を利用する機会があり、カウンセラーの方から情報をいただけたことでatGPジョブトレを利用されました。
Aさんがそうであったように、学校が保健室やカウンセラーと連携する、学内で開催される就職セミナーで障害者雇用や就労移行支援やエージェントの情報を発信するなど、学生が第一歩を踏み出せる環境を作ってほしいとお伝えくださいました。
最後の質疑応答や個別相談会ではたくさんの学校のキャリア担当の方からご質問をいただき、有意義なセミナーとなりました。
atGPジョブトレは教育機関や医療機関、そして就労移行支援が連携し、多角的に学生をサポートすることでより良い支援が行えると考えています。
今後も学生、大学や専門学校と連携し、問題解決や就労のサポートに貢献できれば幸いです。
就活にお悩みの学生の方向け
【就活対策セミナー】
日程:2025年2月6日(木)
会場:オンライン会議システム Zoom
参加対象者:就活にお悩みの学生、ご家族、支援者の方
学生の方向け
【春休み体験会】
日程:2025年2月13日(木)・14日(金)
会場:東京・横浜・名古屋・梅田等
参加対象者:主に25年卒・26年卒学生
詳細はこちらをクリックください
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「発達障害コース」Instagram:https://www.instagram.com/gp_linkbe/
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