「ジョブトレフェア」盛況のうちに終了

2025年11月21日(金)に、就労移行支援事業所 atGPジョブトレの支援内容や障害者雇用の未来をテーマにした「ジョブトレフェア」が開催されました。

 

本イベントには、支援機関・教育機関・医療機関の担当者様、障害者雇用に関わる人事担当者様、そしてatGPジョブトレの支援に興味を持つ当事者の方々など、日頃より障害者雇用に関わる多くの方々にご来場いただきました。

 

この記事では、基調講演、トークセッション、体験型ワークショップ、そして多彩なブースセッションを通して、参加者の皆様と共有した「atGPジョブトレの支援」と「障害者雇用の未来への展望」について、詳しくレポートします。

 

第1部 講演:「ゼネラルパートナーズが描く社会問題解決へのビジョン」

イベントの冒頭では、atGPジョブトレを運営する株式会社ゼネラルパートナーズ代表取締役の進藤 均が登壇しました。

 

 

会社の設立理念と特徴的な取り組み

 

ゼネラルパートナーズは「社会問題をビジネスで解決する」「差別や偏見のない社会づくり」というコンセプトのもと、2003年に創業。

創業の背景には、障害ある人たちに対する地域住民や親族からの差別や偏見を目の当たりにした個人的な経験がありました。

この経験から、「障害者側に問題があるのではない。差別や偏見をしている社会側に問題がある。」「障害のある方とそうではない人たちがもっと交わることで差別や偏見がなくなるのではないか」という考えに至り、「一緒に働く」ことを通じた交流の機会を広げるために会社を設立しました。

 

現在の民間企業の障害者雇用率は2.5%ですが、ゼネラルパートナーズは14.09%、39人の障害のある方と一緒に働いています(2025年6月1日時点)。障害者のための特別なルールや制度を作ったわけではなく、「誰もが働きやすい」ようにユニバーサルデザインに基づいた人事制度を新たに作ったことで、障害のある方も活躍できるようになりました。

2003年の創業当初は身体障害者の雇用支援が中心でしたが、2012年に増加する精神障害者の「働きたい」という要望に応えるため、精神障害者の障害に特化した就労支援「atGPジョブトレ」を日本で初めてスタートしました。

その後も、IT・Webの専門スキルを取得し在宅での働き方も目指せるIT・Webコース(2018年)や、聴覚障害、難病の方のためのコースなど、多様なニーズに応えるサービスを立ち上げてきました。

 

67.2%の「雇用されていない割合」への挑戦

 

現在、障害のある方の数は1,160万人(ほぼ11人に1人)に増え、障害福祉サービスの国の予算もこの10年で倍増し2兆円になっています。

しかし、「雇用されていない人の割合は67.2%」(当社推計値)と、まだ多くの人が「働きたくても働けない」ことが大きな問題です。

 

進藤は、「どれだけお金をかけて支援してもらっても、尊厳を持って生きていくことは働くことでしか叶えられない」とし、この問題に「就職へのラストワンマイルに力を入れたい」という強い思いを持っています。

 

ゼネラルパートナーズの目標は「働きたい全ての人に就職機会を作る」こと。

atGPジョブトレとしては「働きたいすべての思いに応える!」「多様な就職の機会を創りたい!」をテーマに、午後からの通所、週2日からの通所、在宅利用など、多様なニーズに対応し、また、企業とのタイアップによる就職機会の創出を目指します。

 

第1部 トークセッション:「支援者から見たatGPジョブトレ」

トークセッションでは、日頃よりatGPジョブトレと連携いただいている特定非営利活動法人ホープの安達忠宏様、一般社団法人ワークみらいの安岡麻実子様が登壇し、「atGPジョブトレの印象」や「atGPジョブトレの良さ」について語っていただきました。

 

ジョブトレの良さとして、「専門性の高いIT・Web系のコースがあること」「障害特性に合わせた症状管理のスキル習得ができること」「就職から定着まで一貫したサービス(エージェントや求人サイト、定着コンサルティング)を展開しているため、信頼して紹介できる」といった点が挙げられました。

 

第2部・第3部:体験型ワークショップとブースセッション

午後の第2部・第3部では、atGPジョブトレの支援の核となる自己探究研修(グループワークの体感)や心理検査の体験、そして専門分野に分かれたブースセッションを行いました。

 

atGPジョブトレの提供する専門支援

 

atGPジョブトレは、主に事務職を目指す方とWebデザイナー・ITエンジニアを目指す方向けに、障害特性に特化した事務(障害別)コースと専門スキルのIT・Webコースを提供しています。

 

事務(障害別)コース(全7事業所)

うつ症状コース

発達障害コース

統合失調症コース

聴覚障害コース

難病コース

 

 

IT・Webコース(全6事業所) 

Webデザイナーコース

ITエンジニアコース

動画編集コース

 

 

atGPジョブトレでは人気の「自己探究研修」。

「発達障害コース」で実施している「自己探究研修」を、参加くださった皆様向けに特別にご体験いただきました。

「自己理解のプロセスがわかった」「支援現場へのヒントを得られた」とお言葉をいただきました。

 

 

 

 

多彩なブースセッション

 

ブースセッションでは、各分野の専門スタッフが、支援担当者様や当事者の方からの個別の相談に対応しました。

 

支援機関、医療機関、教育機関、企業などたくさんの支援者の方々にご相談いただきました。

 

事務(障害別)コースのブース。障害別コースのカリキュラムについてお話しさせていただきました

 

IT・Webコースのブースではカリキュラムをご体験いただきました

 

大学や専門学校の教育機関の方々からは学生の就職に関してご相談がありました

 

企業の人事担当者様からは、復職を目指す休職者への支援や定着支援に関してのご相談がありました

 

障害者の求人転職情報・雇用支援サービス「atGP」のブースでは企業様に雇用支援サービスを紹介しました

 

まとめ:atGPジョブトレに興味を持たれた方へ

今回の「ジョブトレフェア」は、障害者雇用のポジティブな側面に加え、就職に課題の多い方が増えているという現状の課題、そして「働きたいすべての人に就職機会を広げたい」というゼネラルパートナーズの強い思いを共有する場となりました。

 

atGPジョブトレは、創業から培ってきた高い専門性と、人材紹介、求人サイト、就労移行支援、定着支援まで「入り口から出口までの一貫したサービス」を展開するグループ力を活かし、「働きたい」という全ての方の思いに応え、満足できる質の良い就職を創出していきます。

 

 

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atGPジョブトレの個別相談や施設の見学を通じて、ご自身の「働く」を具体的にイメージしてみませんか?

午後からの通所や在宅での利用など、多様な働き方に対応するための支援も強化しています。

 

ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

事務(障害別)コース

 

IT・Webコース

 

atGPジョブトレ公式Instagram: https://www.instagram.com/atgp_jobtra/

「発達障害コース」Instagram: https://www.instagram.com/gp_linkbe/

「うつ症状コース」Instagram: https://www.instagram.com/gp_shigotry/

 atGPジョブトレ「統合失調症コース」Instagram:https://www.instagram.com/gp_ochanomizu/

atGPジョブトレ「難病コース」Instagram:https://www.instagram.com/gp_ochanomizu/

atGPジョブトレ「聴覚障害コース」Instagram:https://www.instagram.com/gp__isohito/

 

 

 

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