どれくらいの期間がかかるの?就職・転職活動の流れとスケジュールどれくらいの期間がかかるの?就職・転職活動の流れとスケジュール

障害者雇用における就職・転職活動の流れと、どれくらいの期間がかかるのかをご説明します。

転職活動の流れ

転職活動には、5つのステップがあります。

  1. 転職活動準備
    自己分析、キャリアの棚卸、転職軸や希望条件の整理
  2. 応募書類の作成
    WEB履歴書入力、履歴書・職務経歴書の作成、書類準備
  3. 求人応募
    市場状況の確認、求人検索、求人への応募
  4. 面接
    適性検査・テスト、面接本番、企業面談
  5. 内定・退職
    退職交渉、内定受諾、入社書類の手続き

どれくらいの期間がかかるの?

活動準備ができている場合、【1か月~3か月以内】で活動を終える方もいらっしゃれば、
【6か月~1年以上】をかけてじっくり活動される方もいます。

次の3つのパターンに分けて具体的なスケジュール例をご紹介します。

パターン①:【3か月以内】スピード感を持って進めたい場合

こんな方が対象

  • ・ある程度、応募したい企業群のイメージがついている方
  • ・「応募要件を満たしている」&「希望の求人」が10社以上ある方

スケジュール例

画像:①転職活動前の準備は1週間、②応募書類の作成は1週間、③情報収集(求人検索~応募)は1週間~2週間、④転職活動本番(選考~内定)は1か月~1.5か月、⑤退社手続き・入社準備は1か月

活動のポイント

このパターンの活動のポイントは「スピードと量」です。

  • 1か月以内に10社以上の応募を目安に動きましょう。
  • 常時3社程度の面接予定が入っている状況を作りましょう。

パターン②:【6か月以内】時間をかけてでも、慎重に自分にあった転職先を探したい場合

こんな方が対象

  • ・希望条件が整理できておらず、活動の中で整理していきたい方
  • ・障害者雇用自体がよくわからず、理解しながら活動を進めていきたい方

スケジュール例

画像:①転職活動前の準備は2週間、②応募書類の作成は2週間、③情報収集(求人検索~応募)は1か月~2か月、④転職活動本番(選考~内定)は2.5か月~4か月、⑤退社手続き・入社準備は1か月

活動のポイント

このパターンの活動のポイントは「応募しながら自分自身と転職市場を知る」です。

  • 最初が肝心!転職軸を明確にして、ブレないようにしましょう。
  • 常に「待つ」より「選択肢を広げる(求人検索や応募)」ことを意識しましょう。

パターン③:【1か月以内】とにかくすぐに次の就職先を見つけたい場合

こんな方が対象

  • ・離職中などで、早急に転職しなければならない方

スケジュール例

画像:①転職活動前の準備・②応募書類の作成・③情報収集(求人検索~応募)は1日~3日以内、④転職活動本番(選考~内定)は2週間~3週間、⑤退社手続き・入社準備は数日~1週間

活動のポイント

このパターンの活動のポイントは「より多くの企業へ応募し、選考スピードが速い企業で決めきる」です。

  • 3日以内に最低でも15社以上の応募を目指しましょう。
  • 「1次面接のみで選考が終わる」求人を優先的に進めましょう。

よくあるご質問

内定をもらうには、何件くらい応募したらいいの?

一般的な転職活動と比較して、障害者採用の書類通過の難易度は高い傾向にあります。
書類通過率は平均10%未満と言われていますので、10社以上応募することをおすすめします。
10社以上応募しても通過しない場合、「市場と希望がマッチしていないこと」が想定されます。
希望条件の見直しや応募企業群の再検討が必要かもしれません。

障害者採用の面接は難しいの?

求人によって異なりますが、対策するポイントさえ抑えれば一般的な転職活動と比較して難易度は低い傾向にあります。
たとえ、書類選考が通過しない状況が続いていても、1社でも面接まで進めば、スムーズに内定をもらえる事例はよく見られます。
まずは1社でも書類通過できるよう目指しましょう。

いかがでしたでしょうか。
自分に合ったスケジュールで、焦らず進めていきましょう。